楽しいことをしよう
今まで長い間、「素のままの自分」でいる事が出来なかった、と
ふと気付いた。
たとえば友達と遊んでいる時でさえ、本当に自分に心地いい事だったのだろうかと。
あれだけ愛していた音楽、
瞬間的に素晴らしい時はあったけれど、
それを叶えるために失ったもの、自分らしく居られなかった事がどれだけ多かったことだろう。
そして、これもまたフト考えた。
どれくらい笑っていないのだろうかと。
今私は笑いたい。心から嬉しいと感じて、愛する人と一緒に笑いたいし
愛する人、大切な人を笑わせてあげたい。
心地よくさせてあげて、私も心からリラックスしたいのだと。
だって、子供の頃から偽って来たのだから。
自分が素直に感じる喜びを否定して来たのだから。
そのせいで今私はここに立っている。
本当は感受性が強く神経過敏で身体も弱かった子供の私を、「強くなければいけない」と不安暗示にかけたのは親のせいだと思う。
ただ美しいものと本が好きで、夢見る大人しい子供だった私を受け入れてくれなかった。
けれど彼らにはそうする事しか出来なかった。
私は彼らの期待通り、強く図太くいようと、ものすごい努力をして生きて来た。
自分ひとりで自立しようとか、まっとうに強く生きなければならないとか
色んな観念に阻まれて、いつしか笑うことを忘れていた。
でも笑顔が好きだと言ってくれる人がいる。
楽しいことをしよう。
自分が素でいられるような。
あなたを微笑ませてあげられるような素敵な時間
楽しいね
美味しいね
綺麗だね
と心か感じられる時を
分かち合いたいの