元の自分には戻れない
今日は4回目のカウンセリング、そして診察の日でした。
行きの電車の中でも、本当に具合が悪くて心臓がバクバクしていました。
昨日、実はあまりにも苦しくて、以前頓服で貰っていたエチカーム(デパス)を飲んだのでした。結果、パニック発作は治まりました。
今日は、また話したい事をあらかじめ書いてA4でプリントアウトしていきました。
もう喋るのもしんどくて、口が良く動かないので。
カウンセリングの中身は、ここでは告白出来ない私の人生のほとんど。
罪悪感で一杯になっている元々の出来事を時系列に書いて行きました。
本当に勇気が必要でした。
別にカウンセラーさんはジャッジするような人ではない、と分かっているけれど
普通じゃない私の人生にどう反応するか心配は心配でした。
結果としては、私の罪悪感を理解してくれ、認識の歪みを指摘してくれました。
自分だけで責任を背負い込んでいるけれど、他人が関わっている以上、それはそれぞれの選択であり、責任なの。あなただけが責任を負っている訳ではないよ。
そして、普通の幸せな人生を望んでいた私から見て
送って来た人生に対して
「残念だったねぇ」と考えてみたらどう感じます?と聞かれました。
「少し寒い気がします」と私は答えました。
「そうだよね。今は因幡の白ウサギさんみたいに皮がはがれてしまったのかもね。私があなたをふんわりしたお布団で包むから寒くないよ」
と答えてくれました。
ここのところ3週間位、週末毎にものすごく具合が悪くなった原因は
カウンセリング急ぎすぎたのかも知れないですね。
あなたもわたしも急いじゃった。普通だったら40〜50回目のセッションで出てくるような事柄だったから。内容がヘヴィだったかも知れません。
少しスローダウンしましょうか。
と仰いました。
カウンセリングの内容を主治医に簡単に伝えて、今の苦しさと死にたくなる衝動を何とか抑える方法は無いですかと、薬でもいいんです。と弱気な私は先生に迫りました。
主治医の先生は優しく、厳しく
「抗鬱剤やら色々使うことで元に戻ったって同じじゃないですか。結局、根本的な生き方を変えないとまたうつ病になってしまう。うつ病の人はみな死にたいと思っているんですよ。
あなたの肉体の苦しみを軽くする薬は何とか処方しますけれど、基本的な目標をきちんと定めないと同じ事の繰り返しですよ。だから、抗鬱剤や気分を変動させる薬はあなたに合わないから出さない!。カウンセリングでゆっくり基本となる考え方を変えて行くのが治療なのです」
と言いました。
本当にその通りなのです。
元に戻りたい、と望んだって、元に戻ればまた同じ。
そうならない、新しい人生の為に、今を選んだ私。
だからスローダウンすること。
本当の意味で無理しない、素の自分になること。
そうしなければ、今までの苦しみは無になってしまうから。
悲しいけれど、良い事なのです。
受け入れたいな。心から受け入れることは出来るのだろうか。
ただ、私の中で変わったのは、明日が怖くない、ってことです。
だって方針が決まったんだもの。