診察とカウンセリング

先週から今週にかけては、本当に具合が悪く、ほとんど寝たきり状態です。

ご飯も食べられなくて、今週で1〜2kgまた減ってしまいました。
栄養失調なのか、身体の節々が痛く、低血糖のような状態でめまいがしてふらふらします。

そんな中、這うようにして診察に行って来ました。
電車の中でも目を閉じたまま、じっと耐え、降りてからもふらふらと歩き、目を開けているのが辛くて目を閉じて歩き...。

ようやく病院に着いてカウンセリング。

今日は両親を失った悲しみについて話しました。
私がつらつら話し続けていた気がします。

先生はその度に、そうだよね、辛かったし、怖かったし、不安だった気持ち
出せなくて耐えて耐えて苦しかったろうね、と
相槌を打ってくれます。

でも今日の私は何故か、とても腹が立ってしまい、
そんな口先の事はどうでもいい!と思ってしまったのです。
私は「もう自分が何なのか分かりません!」と何度も言いました。

先生は、「あきらめる、手放し、安心して休養する」ことが出来るといいと言ったけれど、
それは難しい。

不安になることも止められなくて、どうしてだろうね、と言われた時
「不安ではない状態が分からないからです」と思わず口走りました。
先生も答えられませんでした。

ただ、今は泣けるだけ泣いていいよと
迷惑なんて誰にもかけてないし、もしかけていても構わない
今の状態に抵抗しないでいてみて

と言ってくれたけれど、

「私負けたくないんです!うつ病なんかに人生ダメにされてたまるかっ!」
「こんな状態は嫌だ!うつ病10年で焦らず行きますなんて言う人生はいやだ!」

と叫んでしまいました。

先生:「負けたくない、って言うのがあなたの超自我が言わせているんだね」

私:「それでも良いんです。私は私、うつ病になんか負けたくないんです!」とまた言いました。

先生:「そう、あなたはあなた、ちゃんとあなたがここにいる。大丈夫だよ。5年も10年もうつ病でいる必要は無い。その為に私がいるのだから。そんな長くうつ病でいさせないから大丈夫。毎週頑張って通って来ているんだから。絶対に一日も早く治すよ、だから来週も必ず顔を見せてね。」

と言いました。

私は抵抗しているのでしょうか、それでもいい。
とめどなく涙が流れて止まりません。
新しい人生を受け身で待つのではなく、困難でも乗り越えたいと思う私の心。
逆にこの苦しみを終らせて安らかに眠りたいと思う私の心。

両方とも今の私です。

その後の診察で、主治医の先生はとても心配してくれて、優しかった。
とにかく食べられない、自分で作れないし買い物も出来ない。
どんどん痩せて来ていることを話したら、
枕元に食べられるものを置いて、寝たきりで構わないから栄養補給してねと
バナナ、ヨーグルト、豆乳、食べてるのはとてもいいね、と
これにおにぎりを加えてみようか。
炭水化物があれば大丈夫だし、具にはシャケなんかたんぱく質だからいいよね。
と優しくアドバイスしてくれました。

「寝たきりで構わない」って前のお医者さんは言わなかった。
10時間寝てしまうのは寝すぎ、7時間も寝れば良い、とかいつも言われてた気がする。

その先生は
「仕事はしないんですか」

少し良くなって仕事に就いたら
えらい喜んだ。

仕事に就いた後、症状が悪化して働けなくなった事を伝えたら
うーーーん、と困った顔をして、
しばらく経ったら、まだ働いてないの
介護しているんだ、まぁそれなら仕方ない

なんて事ばかり言っていた先生でした。

その頃の私は、「働けないのは悪いことなんだ」と医者の反応を見てそう思ってしまった。

今の先生は「とにかく休養する」と言ってくれるけれど
私、本当の意味が分からなくて、先生に怒られてばかりいた。
「休んでいる自分に罪悪感持ってはいけないよ」と。

だって慣れないんだもの。休むのって難しい。

抵抗しないのって難しい。

私は闘って来た人間だから止まってしまったのに。
闘うことをまだ止められない。