緊急避難

私は今、これを友人宅で書いています。
本当は6/10の入院時のことを先に書くつもりでした。

でも、あれ以来、拘束された時の事を思い出し、恐さの余り泣き出してしまうようになりました。カウンセラーさんによると心的外傷を受けたとの事です。
要するにPTSDですよね。
あの体験を充分に分かって貰えない辛さ、鬱状態はますます酷く、ほんの少しのストレスでも心が乱れ、独りぼっちの苦しみで死にたい、以外考えられなくなりました。

今、一緒に住んでいるのは肉親ではなく、もう無条件に私の苦しみを受け入れて安心させてくれる人がいない、と思い込み、ドンドン家人との関係は悪化して行きました。

泣いているだけで、嫌悪され、お説教され、分かって欲しいと伝えても、分からない(冷静になって考えてみれば人の気持ちなんて、そうそう分かるものでは無いのは重々承知なのですが、)無理やり答えを求められ、話す言葉は全て曲がりくねって、過去の過ちや悪い出来事に転化してしまう。そしてお互いに疲れ果て、私の鬱はもっと酷くなり、家に安心出来る居場所は無くなりました。
キッチンの片隅で恐怖と悲しみ、理解されない怒りと迷惑をかけている罪悪感がごちゃ混ぜになり、安心出来る場所は何処にも存在せず、とうとう私は堪らなくなり、家人にも迷惑をかけたくない思い、で、友達に助けを求めました。

すぐに駆け付けてくれた彼女に抱き付いて泣き崩れました。何も言わず肩を抱いて、どうしたのかな、話せるようだったらゆっくり聴くよ、とゆったりと私を落ち着かせてくれました。そして、生まれて初めて、私の人生を全て聞いて貰いました。
彼女との付き合いの中で言わなかった事、沢山あります。
私は他人に悩みを話さないタイプだったし、他人との距離感を大切にしたかったから、人の話しは親身に聴いてあげたいけど自分のはあまり言えない。
墓まで持ってくと決めた出来事も幾つかあります。
でも、昨日は洗いざらい聴いて貰いました。彼女は決して否定せず、時折り、疲れたかな?大丈夫?私は大丈夫だからね。最後まで話しを聴かせてね、と優しく促してくれたのです。
大切な時間をありがとう。
恐らく3時間以上、聞いて貰ったと思います。

誰も悪くない、
あなたは辛いのにちゃんと家族の事を考えてあげて、気を使い過ぎちゃったよね。家族だって、ただ疲れてただけだから、誰も悪くないよ。と、彼女は言いました。

私は母の愛を求めていたのだと思います。
言葉は少なくとも、なんらかの出来事に対して「そう、それでいいのだ、仕方ないけど悲しいけど、いつもそばに居るから、あなたの味方だからね、何かあったらおいで。そして自分の思った通り生きなさい」と言ってくれた母。
言葉は少なく、無言の時もあったけれど、無条件の愛がそこにはありました。

贅沢ですよね。冷静になってみれば自分でも分かっています。
でも、今の地獄のような苦しみを癒すには必要だったのです。
ありがとう。友よ!

勿論、分かっています。毎日私の苦悩や涙に疲れた切った家族は、そんな余裕がないことを。
言い争いの中でお互いを責め合ったけれど、私だって貴方達に対していつも無条件の愛を持っていることを分かって欲しい。

そして長い私の人生の話しが終わった後、やはり家に居るのがとても怖い、と言う私を彼女は自宅に連れて行って泊まらせてくれました。
旦那さんもいてご迷惑かけたと思います。でも何事も無かったように暖かく迎えて下さり、何気ない世間話を少しして、私は久し振りにゆったりとした平穏な時間を過ごしています。
今は、彼女は仕事に出かけ、お休みの旦那さんも気を使ってか、外出されて、独りで何もする事無くゆっくりとした時間を味わっています。
家に置いて来た病気の猫のことは気掛かりだけれども、こうしている事が何よりも私を癒してくれています。

ずっとここに居られる訳でも無いし、病気の猫が居るので結局は家に戻らなければなりませんが。

家族には多くの事は望んでいないつもりでした。
でも大切な存在だから、唯一助けを求めても良い存在だと思っていたから、
共感や慰め、安心を与えてくれるだろうと思っていたのです。

でも、それが分からないと言われた時の絶望感にまだ、心は震えています。

だから、贅沢かもしれないけれどあえて、家族に知っておいて貰いたい。
検索すればいくらでも出てくる常套句かも知れないけれど、目に見えない傷だらけの私のココロとの接し方を、私も検索しただけだけどまとめてみます。
これは押し付けでもなんでも無く、ただ客観的な事柄なのだと受け止めてくれたら、と、願います。
平穏な時間、家族も過ごせているでしょうか?

◾️鬱症状
 ・意欲減退・憂うつ感・悲観的、絶望的思い・睡眠障害・食欲低下・性欲減退・頭痛、めまい、首や肩のこり・人を避ける・死にたいと思う・考えがまとまらない、等。
うつ病になると、ほとんどの人が、死への思いを持ちます。他のこととは異なり、実行されてしまっては取り返しがつきませんから、慎重な対応、接し方が必要です。自殺は、うつのどん底ではなく、その前後に起こりやすいことも要注意です。うつになると、生活全般にやる気が失われます。

◾️うつ病の人との接し方の基本
上で紹介した症状は、その人の性格や精神の弱さの現れではなくて、うつの病気の症状です。その人を責めるのは間違っています。またその人が変わってしまったと思うのも誤解です。病気が治れば、症状も消えます。

うつ病の人との接し方を本やインターネットで学んだだけでは、なかなかうまくいきません。それは、あなたが混乱して悲しみや怒りに包まれているからです。患者さんの困った言動は、その人のせいではなく症状だと理解したうえで、冷静な対応ができるようにしましょう。

◾️うつ病になりやすい人
 まじめで、能力があり、責任感の強い人。物事を、順調に、そして完全に成し遂げようと考える人。うつ病の人を見ると、怠け者に見えることがありますが、本来は全く正反対の働き者の人達です。むしろ働き者すぎたために、脳が疲れた状態になっているとも言えます。そして、このようなまじめな人だからこそ、うつ状態で仕事のできないことが辛くてたまらないのです。

◾️うつ病の人との接し方基本2
今はうつ病にかかっているけれども、もともとは立派な人で、病気が治れば元の立派な人に戻れるのだと信じましょう。

◾️うつ病の人との接し方:心の病を持つ人との一般的な接し方の注意点
聞き上手になる。
よく話を聞く。理解と共感を示す。
(→カウンセリングマインド:話を聞くということ)
会話の内容より、感情をくみ取る。

人間的な温かさを持つと同時に、相手の問題に巻き込まれて、動揺したりしない。
「私はあなたの味方です。常にあなたに関心があります。」ということを伝える。
病んでいる部分を指摘するのではなくて、健康な部分を評価する。
良くなるためには時間がかかることを忍耐を持って覚悟する
自分自身の感情(怒り、不安、焦りなど)をコントロールする。

*このような、カウンセリングマインドが必要です。

ただし、こうした冷静な態度、接し方をとれるためには、ご家族や友人、同僚のみなさん自身のストレスに負けない心の健康が必要です。また心に関する正しい知識が落ち着きと冷静さを生みます。

◾️うつ病の人との接し方:言葉がけ、禁句(家庭で職場で)
休養をとるように勧める。
そうはいっても、うつ病になるようなまじめな努力家の方にとっては、休むことはとても難しいことです。私は、こんな風に言います。
「そうですよね。早く良くなって、仕事や学校へ戻りたいですよね。だから、一日も早く良くなるために、今はしっかり休んで治療しましょう。」
叱咤激励はしない。
普通の病気であれば、たとえば職場の上司が病気になった時、
「早く元気になって会社に来て下さい。課長がいないとみんな困っています。」といった言葉は、良い励ましの言葉になるでしょう。
しかし、うつ病の患者さんには、こんな接し方は逆効果です。ますます自分を追いつめることになるからです。むしろ、たとえば
「お父さんが入院していても、家族みんなで家を守っているから、お父さんは心配しないで、ゆっくり病気をなおしてね。」といった言葉や態度、接し方が有効です。
励ましてはいけないとしたら、どんな接し方が良いのか
不用意に励ますことは厳禁でも、希望を与え、不安や絶望をやわらげる接し方はとても大切です。たとえば、「きっと回復します。」「人間、良いときと悪いときがあって当然です。」「うつは波だから、必ず引いていくものですよ。」
などの言葉です。うつ病は決して不治の
病ではありません。憂うつな気分は必ず解消されていきます。
そして
退職、離婚などの重大な決定は、延期させるようにします。うつ状態の時に、退職や離婚の手続きをしてしまい、後で後悔する方々がいます。 これも、うつ病の人との接し方で大切なことです。

こちらのサイトから引用しました。
http://www.n-seiryo.ac.jp/~usui/iyasi/utu.html